髪飾りの種類
振袖やお着物を華やかに彩る髪飾り。“髪飾り”と一言で言っても様々な種類(素材)があります。
特に最近では、生地(ちりめんやオーガンジーなど)で作られたお花やつまみ細工以外にもアクセサリーに使われるようなパーツを使った飾りも多く見られます。
最近の傾向から大きく分けて3つの素材をご紹介します。
■生地を使った髪飾り(縫い花 つまみ細工 造花など)
振袖やお着物の髪飾りと聞いて最初に想像するのは〈生地〉を使った飾りという方も多いのではないのでしょうか。
〈生地〉使った飾りは、手縫いで仕上げた「縫い花」、一弁ずつつまんだ「つまみ細工」、生地に形をつけてお花にした「造花」などがあります。
色や形が自由に加工出来るので、時代やシーンに合わせた飾りを作ることが出来ます。
■水引・組紐を使った髪飾り
最近の成人式でよく見られるのは〈水引・組紐〉を使った飾りです。
水引・組紐の持つ“和”の雰囲気から、振袖やお着物の髪飾りのあしらいとしてよく使われていた素材ですが、最近では水引・組紐をメインとしてアレンジするヘアスタイルが人気です。
水引や組紐で形を作りコームやUピンを付けた飾りの他に、長いままの水引・組紐を直接ヘアピンなどで固定しながら髪にアレンジしていく飾りがあります。
ボリュームを調節しやすく、軽いので短いヘアスタイルでもアレンジ可能な人気の飾りです。
■メタルパーツ・その他の髪飾り
洋装でも活躍しそうな〈メタルパーツ〉や〈ガラスビーズ〉〈ワイヤー〉を使った飾りは今っぽさを表現できるおススメの髪飾りです。
メタルパーツやワイヤー、ガラスビーズを使ったクールな印象の飾りとは逆に優しい雰囲気の自然素材〈ドライフラワー〉や合成樹脂で作る〈アメリカンフラワー〉の飾りも最近の注目素材です。
さりげなく付けられる小ぶりなものも多いので振袖以外にも訪問着や浴衣、洋装にも合わせやすいのが特徴です。